飯豊山塊 二王子岳
2004/3/3〜4
L村山、鉄砲、松島
3日(土) 雨、時々小雪

 起床 5:00  出発 6:00二王子神社手前駐車7:30/8:15  一合目 9:00 一王子神社小屋 10:00
 独標994m 11:20/11:40  1350m 13:40  一王子小屋 15:30  就寝 20:30

 前夜、越後川口SAで仮眠、起きてみると青空が一部見える。新発田へつく頃は雲が厚く垂れ込めている。神社手前で雪のため入れず路上駐車になる。神社まで10分。神社からは本降りになる。

 「昨年より雪が少ない」と村山リーダーの弁を聞きながら樹林の中を登る。一王子小屋は2mぐらいの雪に埋まっている。霙、雹から雪に変わる。一週間前のトレースがかすかにある。赤布を付け、GPSを登録しながら登る。独標から視界が狭くなってくる。油こぼしでロープを出す。その内視界が5mもないホワイトアウトになってしまう。雪面と空の区別もつかず、登っている斜面なのか下っている斜面なのかもわからず、じっと目を凝らすが濃霧の動きがかわらない。高度計では頂上は近い。リーダーの一声で下山になる。下りはじめて10分ぐらいで登ってきたトレースからはずれて、100mほど登り返す。GPS様様だ。油こぼしの上部が急で緩い斜面を拾って下ったせいだ。時間がたっていないのにトレースがところどころ消えていたり、視界が無かったりで神経をつかう。油こぼしでは慎重を期してロープを2回つかう。何度もGPSの世話になる。視界のない雪山の下りは特別に難しい。下るにしたがって視界が広くなり、雪もやむ。

 小屋はきれいにかたづいている。石油ストーブまである。リーダーは夕食後すぐ寝てしまう。だいぶ疲れたのだろう。

■4日(日) 曇り、雨

 起床 5:00  出発 7:20  一合目下で鬼木合流 8:00  二王子神社 8:30 二王子温泉 9:50/11:40
 新発田で昼食 12:00

 夜半、朧月がでていたが、生暖かい曇天の朝。雪が5cmほど積もっている。小屋を出てすぐ、19名の大部隊が登ってくるのに会う。その後も一人、二人と登ってくる。人気のある山なんだなあと、改めて認識する。一合目を少し下ったところで、鬼木さんが出迎える。麓は倉島氏の実家なので、両親にご機嫌伺いによる。鹿島槍の天狗尾根の事故以来の再会だ。

 10時から雨になる。新発田で昼食を取って鬼木さんと別れ、一路東京へ。

松島記