奥多摩 越沢バットレス
2003/05/24
酒井(L)、佐藤(英)(記)

5月24日(土)晴

 越沢は、恐え〜沢です。見上げると萎えます。何回行っても毎度のこと、萎えます。
 その昔、2スラに行こうとして、1スラに迷い込んで、ハングに頭を抑えられ、急造のアブミで這い上がって、トラバースして2スラに戻ったか?そこから敗退懸垂したか?記憶は定かでないのですが、そんな恐いことがありました。だから、1スラは怖くてとてもじゃないけど、と思ってた矢先、酒井くん、1スラに行くという。
 今日は、嘉彦、岡村ペア、野村、剣崎ペアと一緒で楽しい。剣崎さんのショッカーか江頭のような黒タイツが眩しい。(野村さん、私も昔は履いていた、と対抗心をメラメラと燃やす。)

(左ルート)
 酒井くん、おなじみの右ルートじゃなくて、左ルートに行くという。見た目に3級程度なのに登ると4級下の厭らしい1P目をリードする。上手な人には足馴らしらしいが、私は、いきなりヌンチャクを?みまくる。悲しいやら、情けないやら。  
 核心の2P目は、酒井くん。終了点に這い上がるハングしたクラックを豪快に越える。カムを決めてる。私と言えば、泣きながら、レストを一発こいてしまう。やはり才能がない。無理してはいけない。

(第一スラブ)
 続いて、酒井くん、恐怖の1スラに行くと言う。下の方も少し難しいけど、核心は全然登れない。流石の酒井くんもA0+レスト。しかし、乗り越すところは、フリーで豪快に抜けて行く。私といえば、ヌンチャク?んで、ディジィーでレストしながら、丹念にアブミを作成。左足を掛けて、呑気に這い上がる。
 しかし、未だ未だ核心は続く。一歩がなかなか出ない小ギャップを微妙に回り込んで、張り出した岩の前をノケ反って通過する。凄んげ〜高度感だ。その上も一歩が微妙。A0こくにもランナーがない。最後はフォローの気楽さで登り上がる。

(右ルート左滑り台)
 最後は、右ルートの左滑り台、下の3級以下のチムニーをリードして(酒井くんは歩いてた。)次の4級程度のフェースもリードする。このフェースも、私には全く易しくない。結構苦労して、変なルートをとってしまう。最後這い上がる垂直のチムニーが恐かった。 
 さて、核心の左滑り台だが、酒井くん、慎重かつ豪快にフリーで抜ける。続く私、意地でもA0こかないつもりが、やはり、やってしまった。右方向にルートが曲がるところが、どうしても、登れない。微妙なフリクションだけで突っ張る両足も限界に達してプルプル状態。ひゃ〜!またまた、?んでしまった、ヌンチャック!

 降りて、見上げると、嘉彦くんが、2スラをグイグイ登ってる。右ルートの方を見ると黒タイツの女がユルユルと懸垂している。

 つるつる温泉に入って、おでんを買って、十里木の駐車場で、軍刀利沢帰りの勇さんPと合流。勇さんお手製の天ぷらが実に美味しかった。とりわけ、山椒の天ぷらは絶品でした。