仙の倉山 北尾根 リーダーコメント
佐藤(敦)

 リーダーといっても増井さんや佐藤(英)に世話になりっぱなしだったのでしょう?と誰もがそう思うはず。ハイ、その通りであります。
 荷物も一番軽くしてもらいました。危険な箇所は、二人に代わる代わるリードしてもらいました。突風吹く中のテント設営では、風に飛ばされないようにテントを押さえているのがやっとで、私はポールをテントに通すことすらできません。翌朝は、テントを固定していたピッケルがカチカチに凍ってささっており、抜くことができません。情けないです。(増井さん、何から何まで、本当にお世話になりました。)
 仙の倉北尾根は去年から行きたかった所です。自分でメンバーを募って、計画練って、段取り組んで、地図を何度も何度も読み込む・・・これって、とっても楽しいのです。ここに登りたい!という場所は誰でも持っているはずです。それであったら、皆の迷惑を顧みず(?)皆を巻き込んじゃいませんか?そういう経験のない女性の方に、ぜひお勧めします。
 自分で計画を立てるのは、何もかも勉強になります。前の晩、量を考えながらお酒を飲み、緊張して朝も早くから起きます。歩いている時も事故を起こしてはいけないと、緊張の連続です。でも、連れて行ってもらった山行では味わえない達成感があります。
 
 さて、仙の倉北尾根は、上越の山々を眺めながら歩ける名ルートです。シッケイの頭から見上げる仙の倉は、谷川で一番高い山だけあって、実に威風堂々としています。頂上からは夏に沢登りで登った西ゼン、茂倉岳、大源太、この前の雪洞山行で歩いたタカマタギから日白山の稜線も見えました。
 苗場山、白砂山から佐武流山も実に魅力的でした。来年はあのあたりを歩いてみたい。私の夢はまたまた広がりました。

2003年3月29〜30日 仙ノ倉山北尾根報告書より